検査項目のご案内

内科聴打診

心音と肺音の異常の有無を調べるとともに、全身状態についての診察を行います。問診・視診・触診・聴診・打診から構成されます。健康状態について気になることや自覚症状がある場合には、診察時に医師にお伝えください。

身長・体重・BMI測定

身長・体重測定からBMI(肥満度)を割り出します。日々の健康管理の目安としてください。身長は一日に1cm程度変動します。前回との測定値に差が出る場合がありますが、心配する必要はありません。体重も同様に、排便・排尿および発汗等により一時的に変動する場合があります。(体重計は衣服の分を1kg引いてあります。)

血圧測定

生活習慣病の代表である高血圧症の有無をチェックします。心臓は体の中に血液を送り出すポンプのような働きをしていますが、血液が送り出される時に血管内にかかる圧力が血圧です。測定の際には袖口のきつくない服装で受けてください。また、測定時には排尿(尿検査)をすませ、深呼吸を行うなど、なるべく緊張をしないようにお願いします。特に測定前の運動および喫煙は血圧値を上げる大きな要因となりますので避けてください。1回目の測定で基準値を外れた場合には医師の診察の際、再測定します。

血液検査

血液中の細胞数や各種物質の濃度を測定することにより、貧血・糖尿病・高脂血症・高尿酸血症・肝機能異常など、多くの疾患のスクリーニング検査を行います。採血量は検査項目数により変わりますが、約10cc前後です。上腕部を締め付けるような服装は避けてください。採血後は5分間しっかりと押さえてください。また採血を行った日は腕をあまり動かさず、特に血が止まりにくくなる薬を服用している方は十分にご注意ください。

尿検査

代表的な定性検査として、糖・蛋白・潜血反応・ウロビリノーゲンなどを測定します。腎泌尿器系の疾患から、糖尿病や高血圧などの全身性疾患のスクリーニング検査として広く行われています。必要に応じて、尿沈渣検査等も実施しております。薬剤(ビタミンC)を服用している方および生理中の方は、検査開始前にスタッフにお申し出ください。ちなみに採尿量は中間尿を検尿コップ2cmほど(約50cc)です。

聴力検査

日常生活には支障がない場合でも、聴力検査により初期の難聴などが検出されることがあります。当院では1000Hzと4000Hzの二種類の周波数における聴力を一次検査として施行しております。検査前に騒音の大きい場所にいた、もしくはヘッドフォンで大音量の音楽を聴いた場合等では聴覚疲労のため一時的に聴力が低下している場合があります。検査前にスタッフにお申し出ください。

視力測定

視力を測ることにより、病気の早期発見や屈折異常(遠視、近視、乱視)の有無を調べます。裸眼もしくは矯正視力を測定するため、メガネおよびコンタクトレンズを着用したままの状態で行います。コンタクトレンズを着用の場合は測定時にお申し出ください。

眼圧検査

眼球の内圧を調べる検査です。眼圧が高値を呈する代表的な疾患として緑内障がありますが、放置すると失明にいたることもあり、その早期発見のために重要な検査です。コンタクトレンズを着用されている方やメガネをかけている方は検査前に外していただきます。コンタクトレンズのケースを忘れずにお持ちください。目の疾患がある方は検査前にお申し出ください。

眼底検査

眼底検査は、目の病気だけでなく、動脈硬化に伴う血管変化や糖尿病の合併症である網膜症など、全身性の疾患に由来する病変を発見するためにも重要な項目です。コンタクトレンズを着用されている方やメガネをかけている方は検査前に外していただきます。コンタクトレンズのケースを忘れずにお持ちください。目の疾患がある方は検査前にお申し出ください。

心電図

測定体表から心臓内部の電気活動を測定することで、不整脈・虚血性心疾患・心筋疾患などの有無を調べます。安静時の心電図検査に加えて、当院では運動負荷心電図や24時間心電図(ホルター心電図)も施行することが可能です。手首・足首・胸部にジェルを塗布後、直接電極をつけ、微弱な電気を流します。人体に影響はありませんのでご安心ください。特にストッキング等の着用は足首を出していただくので避けてください。また女性はブラジャー等のホックを外し、胸が広く出るようにご準備ください。

胸部X線

検査X線によって胸郭の内部を観察し、肺・心臓・血管などの構造に異常がないかを調べます。肺がんや心疾患などのスクリーニング検査として必須の項目です。当院ではデジタル撮影を行っており、細かな病変の早期検出に役立てています。妊娠中または妊娠していると思われる方は検査開始前にスタッフにお申し出ください。ネックレス、ブラジャーなど金属片は取り外してください。無地のTシャツ着用は問題ありませんが、ポケットや刺繍、また金属を含むものを身につけたまま撮影はできません。髪の長い方は肩より上で束ねてください。

上部消化管X線検査

X線で上部消化管の疾患を調べる検査です。硫酸バリウム(造影剤)を飲んで、食道・胃・十二指腸などの構造と形態を観察します。がん・潰瘍・ポリープなどのスクリーニング検査として広く用いられています。異常が認められた場合には内視鏡(胃カメラ)による精密検査を適宜行いますが、最初から内視鏡検査をご希望される方は、事前にご相談ください。検査前日の夕食は夜9時までにできるだけ軽く脂肪分の少ない食事を摂り、アルコール類は控えてください。検査当日は朝食を摂らないようご注意ください。少量の水やお茶等(砂糖・ミルクの入っていないもの)はけっこうです。妊娠中、または妊娠していると思われる方は検査を行いません。検査後、下剤をお渡ししますので、必ずその場で服用してください。

呼吸機能検査

肺活量と一秒率(一秒間で全肺活量の何パーセントをはき出せるか)を調べる検査です。気管支喘息・肺気腫などの疾患の有無をチェックするのに有用な項目として、広く用いられています。

腹部超音波検査

体の表面から腹部に超音波を当て、その反射波を画像化することで上腹部の内部を観察します。主として胆嚢・肝臓・膵臓・腎臓・脾臓における疾患の検出を目的として、広く行われている検査です。当院では、上腹部だけでなく心臓・頸動脈・甲状腺などの部位に対する超音波検査も実施可能です。

大腸ガン健康診断

スクリーニング検査として広く用いられている便潜血反応の測定を行います。大腸がん以外にも潜血反応が陽性となる疾患は多数存在しますが、陽性反応が認められた場合には、念のために大腸内視鏡による精密検査を行うことをおすすめいたします。

前立腺ガンマーカー

早期発見に有用な方法とされている血中PSA(前立腺特異抗原)濃度の測定を行います。初期の前立腺がんでは自覚症状が認められないケースが多いため、年に一度のチェックをおすすめいたします。

アクセス


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